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初夏になって店先に国産のさくらんぼが並び始めると、「やっぱり国産のさくらんぼは格別だなぁ」と思います。つややかに輝く一粒一粒の国産さくらんぼの姿は丹精込めて育てられたことが一目瞭然ですね。

国産のさくらんぼである「佐藤錦」や第2の佐藤錦と呼ばれる「紅秀峰」をはじめ、ラ・フランスや桃、ぶどうなど魅力いっぱいの農作物をふるさと納税のお礼の品として多数そろえているのが山形県天童市。昨年4月にふるさと納税のお礼の品を一新して以来人気急上昇中なのでチェックしている方も多いはず。今回はそんな天童市の魅力について調べてみました!

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天童市といえば2014年度のふるさと納税の寄附金額が5億円を突破したとのことで、注目の自治体としてさまざまなメディアでも取り上げられていますね。人気の発端は、昨年4月にふるさと納税のお礼の品を一新たことにあると言われています。

とはいえ、はじめから人気を博していたわけではなく、ふるさと納税制度の開始以来「ふるさと応援寄付てんどう」として寄付制度を整えていたものの、実際には寄附がなかなか集まらず悩んでいたそうです。

ところが、それまでお礼の品のなかった天童市が2014年4月からりんごやさくらんぼ、ぶどうなどの農作物に米や肉、酒、温泉宿泊券など約40種類の寄附金額に応じて選べる特典を用意したところ、受付開始から1週間あまりで申し込みが642件にものぼったといいます。前年度の寄附者が6件(寄附金額約65万円)だというから、申込件数だけでもいきなり100倍という事態に関係者もびっくりの大躍進です。

驚いた関係者の中には明治大学の学生も。なぜかというと、実はこの改革には、学生による市への政策提言が大きく貢献していたそうで、この点にも注目したいと思います。

寄附の低迷が続き試行錯誤を続けていた天童市は、創立者の一人である宮城浩蔵の出身地が天童市であったことから明治大学と提携して、天童市で市民向けの公開講座を行ったり、明治大学で「創立者のふるさと食のフェア」を行ったりするなど、さまざまな連携活動を行っていたそうです。

明大生は地域の活性化(観光誘客・交流人口の拡大)をテーマに、現地調査や地域住民・行政関係者らとディスカッションを実施。交流活動を通じて天童市の魅力に触れた学生たちが調査結果をまとめ、市長へ政策提言を行ったといいます。


中でも多かったのが、寄附者に対して市の特産品や観光優待券を贈ることで市外の「天童ファン」を拡大しようとする「ふるさと納税」政策。

※ 参考資料…「ふるさと納税(あなたの第2のふるさとに天童が立候補します)」

このような提言を受けて、2014年の4月に「あなたの第2のふるさとに天童が立候補します!!」と声高に宣言し、ふるさと納税を通じて納税者(寄附者)と絆を結び、第2のふるさととしてのご縁を育んでいこうとする姿勢を打ち出した天童市。

「春夏秋冬を通じたイベントもございます。これをきっかけに、ぜひ天童市を訪れ、本市の魅力を肌で感じ取ってみてはいかがですか?ふるさと納税をきっかけに、ちょっとしたお出掛けや旅行先の選択、万が一の避難先など、あなたの第2のふるさとに天童が立候補させていただきます!」という言葉は、たしかにふるさとと呼べる田舎のない都会居住者の胸に響きますね。



加えて首都圏では手に入りにくい特産品が多いという点も大きな魅力です。

こうした提言を受けての改革が見事に功を奏し、順調に寄附金額を伸ばしていった天童市。7月には寄附金額は1億円を突破したそうですが、寄附金額が1億円を超えたのは、2008年のふるさと納税制度の開始以来、山形県でははじめてとのこと。

順調にみえた天童市ですが、その年の8月に雹(ひょう)被害に見舞われ、農作者が大被害を受けます。被害総額は10億円にものぼるとみられ、大打撃を受ける中、なんと天童市は雹の被害に遭ったりんごを「好ひょうEKB(え・く・ぼ)りんご」としてふるさと納税の特産品として取り入れます。

「降雹(こうひょう)」を「好評」に掛け、ひょうが当たってできたくぼみを「えくぼ」と表して親しみを込めるなど逆転の発送と、1万円の寄附で20kgのりんご(もしくはりんご10kgとラ・フランスジュース30缶のセット)を送るという太っ腹な企画が評判を呼び、ふるさと納税の人気に拍車がかかりました。

大打撃を受けた農作物の被害をなんとか最小限にとどめようと、天童市の職員のみなさんが一丸となって奮闘された様子をご紹介したいと思います。


http://www.city.tendo.yamagata.jp/municipal/shesaku/2015-0121-1350.pdf

ふるさと納税の特産品として取り入れただけではなく、岐阜県大垣市(平成26年12月7日)、大垣市(平成26年11月22日・23日)、群馬県館林市(平成26年11月16日)、宮城県多賀城市(平成26年11月16日)、神奈川県厚木市(平成26年11月9日)、大阪府(平成26年11月11日)などで直売会を行ったり、明治大学や台湾でもPRイベントを行うなど、大健闘。

各地での試食を兼ねた直売会は大好評で、数百キロの農作物が数時間で完売したとのこと。総売り上げはりんご5,930kg、ラ・フランス1.096kgにものぼり、大勢の方から「この値段でこんなにたくさん買えてお得」「天童のりんごは蜜が入っていて美味しい」と大好評だったそうです。

イベントで各地を回った職員の方々も大変だったと思いますが、降雹被害という農作物の大ピンチを職員一丸となって乗り切ったことで、「今までにない一体感をもたらした」「農林課職員としての意識が大きく向上」したと、大きな達成感に包まれている様子はぐっときます。


天童市の人気の陰には、お得でバラエティ豊かな特産品だけではなく、それを支える職員のみなさんの熱い思いとたゆまぬ努力があったのですね。

・・・・・

市の1月15日現在の集計で、全体の申請が4万4209件(申請者4万1907人)、寄付額が計5億78万円となった。「佐藤錦」の予約は11月から受け付け、同日までに1万833件に上り、全体の約4分の1を占めた。他の返礼品で申請が多いリンゴや天童牛の品目は2千~3千件で推移しており、本県産サクランボの人気の高さを裏付けた。50万円相当の高級家具が贈られる100万円の寄付にも14件の申請があった。

同市は「冬場は返礼品の果実がなくなるが、サクランボの予約が押し上げてくれた。来年度は食品以外の品目も充実させたい」と話していた。

引用元:天童市へのふるさと納税、寄付額5億円超え サクランボの人気の高く|山形新聞(2015年01月17日)



天童市では、さくらんぼの受付を昨年の11月から受け付けています。まだ受付を開始していない自治体もある中、このような点でも意気込みを感じますね。2月も終わりの今でこそさまざまな自治体で受付がはじまっていますが、さくらんぼは出回る時期が短いため、他の特産品に比べると受付期間も短くなっています。

今年はふるさと納税の人気とあいまってさくらんぼやぶどうなど旬の限られている特産品は早目に品切れになってしまうことも予想されるので、興味のある方は早目にチェックしておいた方がよさそうですよ。



もう一つ忘れてはならないのが天童市の特産物の一つである「将棋の駒」。なんと天童市に1万円以上の寄附をすると、もれなく名前入りの将棋の駒のストラップをいただけるそうですよ。家族分の名前入りストラップを集めようと、天童市への寄附を続けるリピーターも多いようです。



天童市役所はココ!



【2015.3.1 追記1】

2月27日にふるさと納税のお礼の品を一新し、2015年の受付をはじめた天童市。なんと初日の一日だけで申し込みが約800件も集まったそうです。

今年もますますブレイクしそうですね。品切れになる前に我が家も申込まなくては!でも、お礼の特産品がどれも美味しそうで真剣に悩み中です。

【追記2】

山形で頑張っている生産者さんたちの情報郷土食レシピ食材がセットになった情報誌「山形食べる通信」が創刊されます。

「つくる人と食べる人の想いをつなぐ会員制のサービス」とのことで、読者になると、SNSでの交流や都内で開かれる山形料理の教室、現地でのスタディツアーなどに参加できるようですよ。

作り手の顔がみえる食材は増えてきましたが、作り手の想いがみえる食材はまだまだ少ないので、このような取り組みが生産者にとっても消費者にとっても、もっと“あたりまえ”になっていくといいですね。山形県というと芋煮のイメージですが。、他にもいろいろと美味しそうなものがありそうです。

興味のある方は、こちらからどうぞ。
⇒ 「山形食べる通信
⇒ 「山形を愛する人の食卓に届いて欲しい!3月にスタートする”山形食べる通信”を応援します!」(田口比呂貴さんのブログ 「ひろろーぐ」より)


http://www.city.tendo.yamagata.jp/municipal/syokai/2015-0302-1716.pdf


【2015.3.6 追記】

4日開かれた天童市議会の一般質問で市側が明らかにした。市によると、去年11月1日からことし1月15日までに受け付けた「ふるさと納税」のうち、返礼品としてことし収穫される1キロ入りサクランボに約1万件の申し込みがあった。一方、新年度分として先月27日から再開した「ふるさと納税」への申請件数は、3日までに6000件を超えている。こうした状況に議員からは新年度分も1万件に上るのではないかと確保状況について質問があった。市側はことし収穫される1キロ入りサクランボがどのくらいの申し込みがあるかまだ集計できていないとしたうえで、JAだけでなく、業者を増やして対応していくと答えた。なお、昨シーズンは1700件分を準備したという。

引用元:天童ふるさと納税でサクランボ1万件超 | NNNニュース

申し込みは早目に済ませた方がよさそうですねー^^


■ 山形県天童市(てんどうし)のホームページ
■ お礼の品の品をいただける寄附金額 … 1万円以上
※ 名前入り将棋の駒のストラップ+希望の特産品がいただけます
■ 特産品 … さくらんぼ、桃、ぶどう、プラム、プルーン、メロン、りんご、ラ・フランス、米、牛肉、芋煮セット、そば、菓子、日本酒、ワイン、花、将棋セット、観光優待券など
■ 申し込み … 天童市のホームページより申込書をダウンロード、ふるさとチョイスなど
■ 支払方法 … クレジット、納付書による振込、現金持参
■ 寄附の回数制限なし


本当は天童市のさくらんぼについての記事を書くつもりだったのですが、調べているうちに、たくさんのご紹介したい天童市の魅力が次々と出てきたため、いろいろと詰め込んでしまいました。
次回からはもう少しスッキリとまとめられるよう気を付けますねー


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