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宮崎県児湯郡木城町(きじょうちょう)がこの3月から本格的にふるさと納税に取り組みはじめたようです。宮崎県といえば、1年分の焼酎として1升瓶365本の都城市(みやこのじょうし)や、牛1頭分のヒレ肉が当たるキャンペーンを実施中の小林市、2.55kgの綾ぶどう豚が話題の綾町(あやまち)など、太っ腹な自治体が多いことでも注目を集めていますが、この木城町も特産品一覧を見てびっくり。

今のところふるさとチョイスなどのサイトにもまだ登録されていないようなので、今年注目の穴場的自治体かもしれません。その中から管理人イチオシの木城町で育てられている「都萬牛(とまんぎゅう)」をご紹介したいと思います。

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木城町は宮崎県の中央部に位置し、町の中央を小丸川が流れる自然豊かな内陸の町です。東西24km、南北わずか6kmという形状で背後は急峻な山岳地帯で面積の84%が山林原野なんだとか。町の人々は農林業を基幹としてこの町で暮らしているそうです。


この自然豊かな木城町で飼育されているのが「都萬牛(とまんぎゅう)」。聞き慣れない名前ですが、実はこの「都萬牛」、知る人ぞ知る銘肉なのです。

都萬牛の販売が始まったのは2013年4月のこと。

・・・・・

赤身肉で口蹄疫から再起 宮崎の農家、脱・霜降りに挑戦

3年前に宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)で、飼育していた牛を失った農家が、 黒毛和牛の「赤身肉」で再起をかけている。脂肪が多い霜降り肉が高級とされてきた 「業界の常識」を覆そうと、脂肪分が少ない肉の魅力を訴える。流通量はまだ少ないが、 ヘルシー志向の消費者らに人気だ。

……(中略)これまでは、サシが入りやすくなるよう品種改良を重ね、ビタミンの少ない飼料を与えた。しかし内心、「脂肪が多く、しつこくて食べられない」と感じていた。3年前、口蹄疫が宮崎を襲い、鍋倉さんが育てていた196頭が殺処分になった際、「ゼロになったからこそ、作りたかった肉を作ろう」と思い立った。

引用元: 2013/6/3 朝日新聞


2010年3月、宮崎県で牛、豚、水牛に発生した口蹄疫(こうていえき)。この時、宮崎県では口蹄疫の感染拡大を防ぐため、感染していないものも含めて30万頭近い家畜を殺処分したといいます。


木城町でもそれまで我が子同様に可愛がっていた殆どの牛や豚が殺処分されました。涙と嗚咽と虚無感で眠れない日々が続く生産者たち。彼らと苦楽を共にし、それまで健康を守ってきた牛たちを自らの手で殺処分しなかればならなかった地元の獣医師・矢野安正さんもまた体調を崩すほどの苦しみを味わった一人です。

そんな中で矢野さんは食と農の関わりについて考え、「従来と一緒の畜産をしていたのでは駄目だ」という結論にいたります。今、日本ではA4、A5ランク以上の霜降り肉が最高級とされ高値で取引されています。農家は餌をたくさん与えてとにかく脂肪をつけることをめざしますが、飼料高騰が続く中、経営はなかなか厳しいものがあります。

と同時に、何度かのお産を経た牝牛は格安の値段で売るしかなく、実は若い未経産牛よりも断然美味しいと言われているこの経産牛をなんとか商品化できないだろうかということから「今までにない美味しい和牛を生産しよう」という試みが始まったといいます。

こうして矢野さんの考えに賛同した生産者たちも加わり、サシ重視ではなく、「自然な赤身肉の美味しさ」を追究した結果、「都萬牛」が生まれたのです。

都萬牛は子育てが下手だったり、乳量が少なくて繁殖に向かない1~2産の経産牛を7~9ヶ月間飼育したもの。黒毛和牛が1番美味しいといわれる生後33ヶ月~48ヶ月頃に出荷されることになります。大自然の中で、良質の牧草やイネ、ビタミンやミネラル豊富なお茶の葉、焼酎の糟、米ぬかなどを与えられながらのびのびと育てられた都萬牛は、赤身主体にも関わらず「柔らかくておいしい」「甘い」「肉味の旨味がしっかり感じられる」と大好評。

しかし、サシが少ないので市場ではA2、A3のランクしかつけてもらえません。ならば販売も自分達でやってしまおうと私財を投げうち、直売店「ミート工房拓味」を2013年4月にオープン。ヘルシー志向の女性を中心に、高級料亭などからの注文もあるなど人気上昇中の新ブランド牛です。なにより、業者さんの間で「都萬牛は本当に旨い」と評判になっているようなのでこれはとっても気になりますね。


牛肉については、霜降りを好む人もいれば赤身を好む人もいるのでどちらがいいとは一概に決められませんが、その両方の和牛を生産することで消費者の多様なニーズに応えられるという生産地としてのメリットがあるようです。宮崎牛というと霜降りの高級牛肉というイメージが強かったのですが、美味しい赤身系のものもあることを喜ぶ方も多そうですね。

何より、口蹄疫で大変な思いをされた生産者の方たちの支援ができるという点も嬉しいことだと思います。(木城町のふるさと納税の使い道で最初にあげられているのは「口蹄疫・鳥インフルエンザ対策などの町内畜産業支援」となっています。)

口蹄疫で大打撃を受けた宮崎県は、口蹄疫の一例目が報告された4月20日を「口蹄疫を忘れない日」として失った多くの家畜の命やその生産者へ思いを馳せるとともに、情報開示のあり方や今後の取り組みについて多くの人が考え意見を交わしているそうです。

今年の4月20日は宮崎県に注目してみたいですね。

さて、木場町のふるさと納税に対するお礼の品ですが、この「都萬牛」はステーキセットとなっていて、1万円以上の寄附で「サーロインステーキ180g×2枚」(ふつうはこれだけですよね)に、「モモステーキ 140g×1枚」もついてきます。なんとステーキ3枚(500g)!!

都萬牛は生産量が少ないので、申し込みが殺到したら早目に申し込み締め切りになってしまうかもしれません。この希少な牛肉が気になる方は早目に申し込まれた方がいいかもですよ。

それも、サシが入りやすくやわらかくジューシーだというサーロインと脂肪が少なく赤身の旨味を堪能できるというモモの異なる部位がセットになっているので、赤身主体ながらも部位による味の違いを食べ比べてみることもできちゃいます。

※都萬牛の食レポについては、やまけんさんのブログに詳しく書かれていますよ。
「宮崎で、黒毛和牛の新しい波。経産牛をじっくり再肥育し、サシをあまり入れず、健康に育てて肉にする「都萬牛」はこれからが楽しみな、エシカルで美味しい牛肉だ!」(やまけんの出張食い倒れ日記)



他にも木城町にはA4以上の霜降りの「木城町産牛肉(サーロインステーキ)180g×2」や、「カルビ肉 500g」、「ロイヤルポーク1kg」、「コシヒカリ15kg」などさまざまなお礼の品が用意されています。40万円以上の寄附をすると、なんとキャノンのデジタル一眼レフカメラ(EOS70D ダブルズームキット付)もいただけてしまいます。

⇒ 気になる木城町の特産品一覧はこちら

いろいろな意味でこれからが気になる自治体ですね。


■ 宮崎県児湯郡木城町(きじょうちょう)のホームページ
■ 都萬牛(木城町産牛肉)
内容量:
サーロインステーキ180g×2枚
モモステーキ   140g×1枚
従来より長期間飼育した牛は、赤身で低脂肪なヘルシーな牛肉となります。黒毛和牛の旨み、コク、風味を出すため、餌にもこだわっています。
■ 提供 … ミート工房拓味
■ 寄附金額 … 1万円以上
■ 申し込み … 木城町のホームページより申込書をダウンロードしメール、FAX、郵送で
■ 支払方法 … 納付書、口座振込、郵便局の払込取扱票


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