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なんだかこの数日の花粉症が大変なことになっているようですね。私はしばらく治まって楽になっていた花粉症が、今年はにぎやかです。もしかしたら猫アレルギーもあるのかも。(なぜか最近にゃん2が私の顔におしりをくっつけるようにして眠るのです。)

それはさておき、江戸気分をところどころに感じながらいよいよ日本橋三越本店に到着した私。日本橋三越の地下1階にある「菓遊庵(かゆうあん)」では、毎週月曜に「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」を入荷するとのこと。愛知県江南市のふるさと納税のお礼の品に選ばれていることを知って以来、何度申込もうかと思っては、そのたびに賞味期限2日という壁に諦めたことでしょう。

私が仕事をしているため、配達日に確実に受け取れる保証がない我が家にとっては、製造日の翌日までには食べなければならないというこの「餡麩三喜羅」は文字通り幻の和菓子でした。日々、思いを募らせていた「餡麩三喜羅」にやっと会える……(かも)。

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一応、受付嬢に電話で取り置きをお願いしたものの、売り場の担当者にちゃんと伝わったかどうかもわからないまま、いよいよ売り場へ。 実は打合せ中に菓遊庵の方から着信があったっぽいのですが、折り返し電話をしてみてもつながらず、まあいいかと仕事が終わり次第、キョロキョロ街並みを楽しんだり、スマホで写真を撮ったり、鳩に襲われたりしながら日本橋三越へ向かったので、到着したのは16時半過ぎでした。

もし、取り置きしてもらえなかったとしても普通に買えるかもしれないと淡い期待が交錯する中、ざっと売り場を見てみたのですが、それらしきものは見つかりませんでした。

地下の売り場は私が思っていたより広く、多分、同じように全国のお菓子を扱う、横浜そごうの諸国銘菓「卯花墻(うのはながき)」より品数が多いような??(あくまでも見た目の印象です。)

横浜そごうの売り場も混んでいるけれど、こちらもすごい。レジで聞こうにも、まずそこに並ぶ行列にびっくりしてしまいました。20人近い人が並んでいるのです。さすが全国の有名和菓子を老舗三越ならではの独自のネットワークで集めたという銘菓の店。



なんでも、「名店ではなく銘店を」というコンセプトのもと、創業60年以上、3代続いているの和菓子屋さんのものでないと取り扱わないなど厳しい基準があるそうで、店内には所狭しと「老舗の逸品」「季節の味わい」「愛され続ける地元の味」が並んでいます。

長野県の開運堂、石川県の俵屋、京都の名問堂千原など雑誌やテレビで紹介されていた和菓子たちを見ているだけでもうっとりします。入手困難と言われている「京菓子司 満月」の阿闍梨餅なんて、箱売りもバラ売りも山のように積んでありましたよ。(阿闍梨餅は横浜高島屋にもこれでもかというくらい積んであるのを見ましたが…)

そもそも、日本橋三越本店自体が延宝元年(1673年)の創業以来、340年以上も続く老舗中の老舗。その歴史ある三越に、名だたる全国の老舗和菓子たちが集まるということ自体が伝統の証というかんじですね。ちなみに「餡麩三喜羅」の大口屋の創業は文政元年(1818年)といいますから、和菓子といえども歴史の重みというか、悠久の美のようなものを感じますね。

そんな感慨にふけりつつ、取り置きがされていなかったとしても他にもたくさんの銘菓があるから大丈夫と気を落ち着けて、品揃えをしていた店員さんにダメ元で声をおかけしたところ、「お調べいたしますので少々お待ちくださいませ」との返事。おおお!?


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ついにご対面できた「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」

店員さんが奥から持ってきてくれたのは、まぎれもないあの銘菓「餡麩三喜羅」!!友人宅ではじめていただいてから、すでに12~13年はたっているでしょうか。ようやくまたこうしてお目にかかることができました。

心浮き立つ思いで大事に持ち帰り、いざ、開封。


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包装紙の中から折箱を取り出したとたん、ほわーんと漂ういい香り

なんともいえぬいい香りが漂います。はじめ、菓子を包んでいる山帰来(さんきらい=別名サルトリイバラ)の葉の香りかと思ったのですが、どうも折箱の経木の香りのよう。子どもの頃、新幹線の中で食べた駅弁や、崎陽軒のシウマイ弁当など、昔のお弁当が入っていたあの木でできた弁当箱の香りです。

これはいわゆる経木(エゾ松・杉・檜・シナなど)と呼ばれるいい香りのする木を折り曲げて作る折箱と呼ばれるもので、世界で日本だけのものなのだとか。

日本の高温多湿な気候に対して、中身の食材が腐敗しにくい様にと抗菌作用のある杉や檜で明治時代の駅弁用の箱を作ったことが始まりと言われていますが、もともとは聖徳太子が遣隋使が持ち帰った物を朝廷への献上する時に乗せた木の台が由来なのだとか。

なんと西暦600年頃までさかのぼるそうです。もちろん、江戸時代も芝居の幕の合間に食べる幕の内弁当や花見弁当の容器に使われたりしていたそうですよ。なーんて前置きはいいから、早くお味を!ですよね。もう、家に着くなり夕飯の前に早速一ついただいてしまいましたよ。

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蓋をあけると、さらにいい香り

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今度こそ山帰来(さんきらい)の香りです……って、にゃん2、ダメー!!!


なんかもう、部屋中にいい香りが漂う感じなんですよ。桜餅を包むあの桜の葉の塩漬けを、なんかこうもう少しまろやかにしたような、やわらかい香りです。

この山帰来というのは、別名サルトリイバラと呼ばれるそうで、いわゆる「柏餅」のような餅菓子を作る時に、柏が自生しない近畿以西の地方で柏の葉の代わりにこの山帰来の葉で餅を包む風習があるのだとか。山帰来の葉で餅を包んで蒸すと、どくとくのよい香りが餅にうつり、「葉餅」「ガメの葉饅頭」などと呼ばれているそうですが、この「餡麩三喜羅」で使われている山帰来の葉は、塩漬けにされたものです。


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餅や饅頭と違って、ほんのり茶色っぽく色づいています

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この見るからにぽてっとしたかんじ、これぞ生麩菓子!

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真上からみるとこんなかんじ

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いただきます


一口食べて、甦る独特のあの食感。ふわっでもなく、もちっでもなく、しいていえば、ふにゅっぅぅうううーーーーーーう

餅でもなく、饅頭でもなく、まさに生麩。生麩なんだけれども、おすましの中に入っているような生麩と違って、餅粉が加わっている分、むにゅっとしているというか。生地自体は、1次発酵が終わったパン生地といえば近いかも。適度に空気が入っていて、適度に延びて、適度にもちっとしています。この食感は、自分で食べてみないとわからないかもしれません。

中に入っているこし餡も、ゆでた小豆に砂糖を加えて作る普通の作り方とはちょっと違っておりまして、ゆでた小豆の水気を絞ったものに、砂糖を加熱して蜜にしたものを加えて練るのだとか。これは茶席などで使われる高級菓子に用いられる方法だそうで、さっぱりとした上品な甘さを引きだすために考案された方法だといいます。

一見、なんでもないようなどちらかというと見た目的には田舎のおばあちゃんが作ってくれるような素朴な感じがしますが、餡も生地(生麩)も、ひと手間もふた手間も工夫を凝らすことで、この独特の甘味と食感が生まれるのですね。

さらに山帰来の塩漬けで包むことで、ほどよい塩味(これ大事!)と香りが生地に移って、なんともいえない風味が生れるのですね。一口ごとに口の中に広がるなんともいえない風味と、何度も味わいたいこの食感。機会があれば、ぜひ一度体験してみてください。名古屋土産としても有名なようですよ。

ちなみに、我が家の息子どもはこの繊細な独特の風味がよくわからなかったようで、感想は「なにこれ、大福じゃねーの?」の一言でした。←それをいうなら、柏餅!!


なお、この「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」は、発送の翌日に受け取り可能であれば、江南市へ5千円のふるさと納税をすることでいただくことができますよ。交通費も手間もかけずに、実質2千円(寄附件数が多ければ数百円)で全国の珍しい銘菓をいただけるという点も、ふるさと納税の嬉しい点ですね。

「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」は、まだ全国でも取り扱っている店は少ないようなので、興味のある方はぜひお試しくださいね。



■ 愛知県江南市のホームページ
■ 「餡麩三喜羅」10個入り
・さっぱりとした上品な甘さのこし餡を、もちもちとした歯ごたえと口溶けのよいなめらかな食感の生麩で包み込みました。また、本体を包む、塩漬けされた山帰来(別名サルトリイバラ)の葉の香りと塩味が程良いアクセントとなり、味に深みを加えています。
・尾張地方を代表する銘菓、餡麩三喜羅の豊かな味わいを是非ご賞味ください。
・消費期限:発送日を含めて2日間 
※現在、クール便で発送しておりますが、北海道・青森・沖縄はお送りできかねますのでご了承ください。
■ 提供元 … 大口屋
■ 寄付金額 … 5000円~
■ 申し込み … 江南市のホームページより申込書をダウンロード、ふるさとチョイス
■ 支払方法 … クレジット(ふるさとチョイスからの申込のみ)、納付書振込、現金書留、現金持参

江南市にはその他にも魅力的な特産品がたくさんありますよー。


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こんなに騒がれているふるさと納税ですが、まだまだ実際にやっている人は少ないようですね。

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